こんにちは。AXIAの阪田です。
明日は節分ですね。
下の娘は1年でこの日が一番最悪な日。保育園に鬼が来る日。
明日が土曜日なので一日前倒しで本日赤鬼・青鬼さまが来園されるとの事。朝から登園拒否で大変でした。
この登園拒否は毎年なんですが、そんなに嫌がるなら休ませてあげたら、という意見もあるかと思いますが、日本の伝統行事ですから機会があるならぜひ、と願う母の勝手な思いです。

今日は精神疾患を抱えた方々と関わってきた際に感じた「歯がゆさ」に関して書かせていただきます。
介護の仕事を約8年ほどしてきましたが、その半数が精神疾患の方へのケアでした。
自宅へ訪問し、生活に関わる介助(炊事・洗濯など)が仕事内容になります。
ケアの時間や内容については介護事業所の管理下で進められ、基本的に決められた内容を忠実に行うことが原則です。

しかし、精神的に辛い状態の方が毎週同じ日、同じ時間に同じケアを必要としているかというと…。
話を聞いて欲しい日、誰にも会いたくない日、外出したい日など様々です。結果、お互いに不快感が残る事もしばしば。
またクライアントの要望を優先し、本来のケア(生活介助)できなかったとしたら、これもまたトラブルに発展してしまいます。

私の昔の経験ですが
解離性障害をお持ちの方で、精神的にも肉体的にも日々違いがある状態で、年齢も近かった事もあり仲良くさせてもらってました。
もちろん仕事ですので、決められた内容をこなしながら、話相手を希望される時は対応し、私の存在がストレスになると感じた時は気配を消すなどの配慮をしていました。
ただ、どうしてもそばにいて話相手になって欲しいという時もあって、それを優先した際は事務所からのひと言。「仕事なので割り切ってください。」
話を聞くのは仕事じゃない!確かにその通りなのかも。でも、、、でもなんですよね。

責任者と現場の介護士とのズレ。
一見、一般企業によくある上司と現場で動く部下とのズレに似ているかのように見えますが、私は少し違うように思います。

「介護」=お年寄りとの印象は強く、介護の資格取得の際の実習等も、各事業所で行われる実習もお年寄りに対してのものがほとんどです。
精神疾患についての知識付けをされていないのに、介護業界が精神疾患の方のケアまで担っている。という現実に無謀さを感じてしまいます。
ただ、介護と精神疾患を切り離す事も出来ないのが現状で、介護状態の方が精神疾患を併発し、その方を介護する家族様が精神を患うという話も少なくはありません。

法律という大きな壁がある限り、早急な改善は見込めないかもしれません。
しかし、今より少しでも精神的な角度からケアのできる体制、それに対応できる知識付けを期待します。