こんにちは。AXIAの阪田です。

今回は普段のブログ内容からは少し方向性の違う、財務省の記事について書かせていただきます。
財務省の記事といっても「森友問題」「福田事務次官セクハラ問題」ではありません。
この財務省の記事より一般企業での関係性について考えてみました。

財務省の審議会で、訪問介護の生活援助サービスについて、介護職員の代わりに地域の住民やボランティアを活用して費用を抑える。との提案があったようです。
予算削減が訪問介護に焦点が当たるのは今に始まった事ではなく、この4月からも大幅な改定のため現場は混乱の毎日です。

世間では「介護という仕事をナメ過ぎでは!」「介護の仕事は専門性も何も無い、誰にでもできる仕事とでも言うのか!」といったような怒りの言葉が多いようですが、
私の見解ではこの提案は想定内であり悪い提案とは思っていない。しかし、日本の政府は同じ事の繰り返しばかりだな~とため息も出ます。

昔、ケアマネジャーに聞いた話。
その方はどのような経路かは不明ですが年に1度、政府関係者と介護・医療についての会談をされていました。
政府から出る提案は夢のような話ばかり。まさに現場を知らない方の発想だったようです。
現場の情報を伝えたところで「私たちは管理をする立場で、行動を起こす人間は他にいる」との事。

この考えは間違いではありませんが、お互いの歩みよりがなければ決して道は繋がらない!と強く思ったそうです。

現場を知る大切さを忘れないで

4月から新入社員を迎え、管理職として教育する立場になった方も多いかと思います。

「政府のようにはならないで!」と言いたいです。

上司となった方にも現場で動いていた部下の時代はあったはずです。
部下であった時代に、上司に対して現場の状況を知って欲しい!と感じた事もあったのではないでしょうか!

「初心忘るべからず」
私の好きなことわざです。
(何事においても、始めた頃の謙虚で真剣な気持ちを持ち続けていかねばならないという戒め。)

政府に「初心を・・・」と言ったところでどうにもならない事はわかります。
政府という大きな組織にとっての現場が多すぎて、目が届かない現状も事実です。
しかし、現場に歩み寄る事をしない限り、予算削減をはじめ、改善への本来の道は繋がらないと思います。

最後に

最近、若い世代の方々と話をする機会が増えました。
自身の意見をしっかり持ち、感心する事も多いです。ただ一方で、ひとつの考えに特化しすぎて、
発想力にブレーキが掛かっているようにも思えます。
自身の考えに蓋をして、しまいこんでいるのでは?

若い世代の方々はいろいろなものが便利になっていく過程で育った世代です。
だからこそ、効率よい発想ができる世代でもあるのではないでしょうか。
その発想を表に出し、活躍の幅を広げて欲しいと望んでいます。