妊娠、出産前にやっておきたい心の準備

妊娠、出産は未知の体験

親になる準備として、妊娠から出産までの時期をどう過ごすのかということがあります。
妊娠をすると女性の心理状態や体調が大きく変わることがあるというのは、耳にしたことは
あると思いますが、男性はもちろん、女性自身も未知の体験なので戸惑ってしまうことも
たくさんあるでしょう。

しかし、結婚をして自分たちが子供が欲しいと望んでいることを確認出来ていれば、未知の
体験であったとしても、自分たちがその体験を迎えること自体が未知であるわけではあり
ません。
それは未知の体験であっても何らかの準備ができるということなのです。

自分たちの両親、先に妊娠や出産を経験している友人など、話を聴くこともできるし、本を
読むこともできます。
わからないことを少しでもわかるようにしておくことは安心を手に入れるための方法の一つ
ですので、子供を望んでおられるご夫婦はを安心させる準備をしてみて下さい。

妊娠のための準備

女性は、妊娠のための準備は、妊娠から出産に向けて妊娠前のように動くことが難しくなり
ます。
そのため、夫に家のことを頼みやすいように話をしておくこと、頼まれた夫が家事などを
しやすいように準備をしておくことが必要です。

家族のことなので男性も家事をするのは当然だという思いの方もおられますし、その通り
だと思いますが、実際に家事をする機会が少ない男性の場合は妻が妊娠してからいきなり
家事をする機会が増えてしまうと戸惑ってしまいます。
そして、妻もそんな夫を見ているとイライラしてしまうこともあるでしょう。

そうならないように妊娠前から家のどこに何があるのか、必要なものはどこで買っている
のかという情報を夫婦で共有しておくこと、そして夫が実際に家事を行っておくことが
望ましいです。

出産前のお母さんは、できるだけ落ち着いた気持ちで、心穏やかに過ごせることが大切です。
夫が家事を手伝ってくれない、手伝ってくれるけど見ているとヒヤヒヤ、イライラすると
いうことがないよう準備をしておきましょう。

出産のための準備

生まれてくる子供の話をたくさんしておこう

出産までにしておきたい心の準備は、夫婦間で生まれてくる子供の話をたくさんしておく
ことです。

それは、女性はお腹の中に赤ちゃんがいるということ、妊娠と出産によって脳内のホルモン
バランスが変化して、体の中からお母さんになっていきます。
意識的なものというより、本能的にお母さんになるという感じです。

しかし、男性は妻の妊娠中も自分の身体で赤ちゃんの存在を実感することはできないですし、
日々の仕事などもあるため、どうしても親になる実感がわきずらいため、いざ赤ちゃんが
生まれてきても、どうしていいか戸惑ってしまう人がいます。

そうならないように、妊娠中にたくさん子供の話をして意識的にお父さんになるという男性
の自覚を高めていた方がいいのです。
男性がお父さんになるというのは本能ではなく意思です。
妻が大切だ、そして妻が頑張って生んでくれた子供が大切だと強く思えるように夫婦で子供
の話をたくさんしてほしいと思います。

出産後の夫の大切な役割

最後に、妻が出産を終えた後、夫には大切な役割があります。
それは、妻の苦労をねぎらい、たくさん褒めてあげることです。

妊娠中の大変さ、出産の痛みや苦しみは、男性にとっては想像を絶するものです。
想像を絶するものだからと言って、妊娠期間中や出産時にただうろたえている夫を見ている
と妻は不安ばかりが大きくなってしまいます。

妊娠、出産は、女性にとっては命を懸けた営みと言っても大げさではないことなので、大変
さをしっかりと理解しておきましょう。
そして、妊娠期間中はしっかりと妻に寄り添い、出産時には落ち着き、妻を励まし、出産後は
自分たちの赤ちゃんを産んでくれた奥さんを心の底から褒め、労わってあげることができる夫
であれるよう準備をしておいて下さい。