こんにちは。AXIAの阪田です。

先日、いつもの帰宅時間より遅くなり、仕事帰りの方が多いの電車に乗る機会がありました。
帰宅ラッシュの風景の中に、疲れ切った様子の若者の姿。
5月も半ばとなれば、春に大きく環境が変わった方が慣れる頃であり、疲れがピークに達する時期でもあります。
またここ最近の寒暖差の影響は大きく、私の周辺でも体調を崩されている方が多くいらっしゃいます。

ではこの時期、特に体調に支障を来す原因となる「自律神経」について簡単にまとめてみます。

自律神経の乱れとは

テレビの特集やニュースで自律神経の乱れについて耳にする機会があるのがこの時期です。
自律神経とは人が生きていくために無意識のうちに心身の調節を行う神経の事をいいます。
心臓を動かす、呼吸をする、食べた物を消化する事などは意識的に行っていることではありません。
これは自律神経が動かしているという事になります。

この自律神経には2種類あり、心身を緊張・興奮させる交感神経心身のリラックスをもたらす副交感神経にわかれます。
例えで言いますと交感神経が車のアクセルで副交感神経がブレーキ。
アクセルとブレーキのバランスがくるってしまうと法定速度を守れず事故につながるように、交感神経と副交感神経のバランスが乱れてしまうと体調に直結してしまいます。

自律神経の乱れの多くは交感神経の働きが優位になりすぎて副交感神経が正常に働かない事がほとんどで、アクセル全開で暴走してしまいブレーキを踏むことを忘れてしまっている状況です。

現代社会ではストレスが原因であることが多く、この時期に自律神経に支障を来す人が多い理由が
最初にお話しした環境の変化に対応しようとした無理の積み重ねが許容を超えてしまう事、そして気候の変化などが重なってしまうからです。

症状も様々、改善方法も様々

では、何をどうすれば良いのか!
自律神経の乱れによって起こる症状は様々で皆が同じではなく、改善方法もそれぞれ違います。
自分の症状をよく知り、自分に合った方法を見つけるしかありません。

数々な改善方法の中で、皆さんが知識として知っておいてほしい「セロトニン」について紹介させていただきます。

セロトニンを取り入れよう

セロトニンとは精神の安定や睡眠に深く関わっている神経伝達物質の事をいいます。
大半は腸内に存在し蠕動運動を促したり止血作用などの役割があり、衝動や依存に関わる物質の働きを抑制し気分を安定させる効果もあります。

ではこのセロトニンはどのように取り入れるのでしょうか?
日光を浴びる
目から日光が入る事で脳が刺激され、セロトニンが活性化されます。

毎日外出される方には簡単な事に思えるのですが、体調が優れず辛い日々を過ごされている方などは
カーテンを開けて日光を体で感じる事から始めてみてはいかがでしょうか!

快適な睡眠につながります

睡眠には、メラトニンという物質が大きく関わっています。不足すると寝付きが悪くなったり眠りが浅くなったりといった睡眠障害を引き起こす可能性があります。
このメラトニンは、セロトニンを材料にして作られるため、セロトニンの分泌が増えるとメラトニンも十分に分泌され、スムーズな入眠が促される事になります

睡眠障害(不眠症)については別ブログで簡単にまとめていますのでご覧いただければと思います。

最後に

私自身もこの時期は自律神経の乱れを毎年感じています。
あれやこれやと改善方法を模索しながらも、完全な回避とはいきません。
しかし、何もしないよりはと思い実行しています。

まもなく梅雨を迎え、より一層体には負担がかかる時期を迎えます。
自律神経のために、まずは出来ることから始めていただきたいです。