上の子が赤ちゃん返りをした時どうすればいいのか?

子育てをしていると、下の子が生まれた後に上の子が赤ちゃん返りをし始めたという経験をお持ちの方も多いと思います。

子供は親の愛情を一心に受けたいと思っていて、兄弟に負けたくないと思っています。
子供はそんな思いでいるので、自分の下に弟や妹が生まれると赤ちゃん返りをします。

そんな時、親はどうしたらいいのでしょう?

それは上の子を優先してあげる事です。
子供は弟や妹がお母さんにかまってもらっていると親の気を惹かせようとします。
そんな時に、お兄ちゃん・お姉ちゃんだからと言って後回しにしたり我慢させたりすると、その子の欲求は満たされずに不満として心の中に蓄積されていきます。
それが弟や妹に対する行動に表れてイジメたりするのです。

でも上の子を優先しちょっと構ってあげると欲求は満たされるので、自分も下の子の面倒を見ようとしたりお母さんを助けようとしてくれます。

子供の年齢や性格によって、違いはありますが子供の独占欲のページと、このページに書いてある内容を頭に入れといていただければ子育ての参考になると思います。
そしてどうしても子育てで迷ったり困った時は、生まれつき性格や子供の発達心理に詳しいカウンセラーを頼っていただければいいと思います。

 

満たされない気持ちの反動

子供が赤ちゃん返りやその他の行為で親に愛情を求めている時、その気持ちを満たしてあげないことを繰り返して子育てをしていくと、その反動は大きな欲求となって返ってきます。

小さい頃は抱っこをして欲しいだけだったものが、中学生くらいになると思春期の反抗として表れたり、時には万引きなどの犯罪行為に繋がることもあります。
また、大人になってからは買い物依存に陥いることもありますし、最終的には相続争いにまで繋がることもあります。

相続争いの際の兄弟間の決まり文句は、「私だけ親に何もしてもらえなかった」、「○○だけが親に惹きされていた」というようなもので、過去に感じた愛情の偏りを遺産分配の際に埋め尽くそうと必死になり争いが起きるのです。
大人同士の争いなので愛情をお金に転化してしまい、収拾のつかない問題になってしまうのです。

 

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