生まれつき性格の法則

『なぜ、人間関係や仕事で同じ失敗を繰り返してしまうのだろう』、
『なぜ、いつもこんな気持ちになってしまうのか』
と思ったことはありませんか?

その原因は、全てとは言えないまでも、生まれつき性格である気質が影響している可能性があります。
それは、人はストレスが蓄積して精神状態が悪くなると、感情や思考がどのようになるのかということは、
生まれつき性格である気質によって法則があるからです。

表面化する態度や行動には多少個人差が出てきますが、その背景にある心の働きは気質にとってある程度決められているのです。
そのため、自分がストレスが溜まって精神状態が悪くなると、どういう感情や思考が生じやすいのか自覚しておくことが大切です。

それは、人間関係や仕事にも強く影響しているはずですので、人間関係や仕事の悩みの改善にも繋がります。

ストレスによる心の歪み9パターン

気質は9つのタイプに分かれているので、精神状態が悪くなった時に生じる特徴も基本的には9パターンに分けることができます。
下記に9つのパターンを紹介しているので、自分はそのパターンに当てはまりそうか考えながら見て下さい。

・神経質さが増し、自分は何か間違いを犯していないか、
 変なところがないかと異常に気になるようになる。

・自己中心さが増し、自分の考えや判断を押し付けるようになる。
 間違った行動をとっても全く気付かない。

・嫉妬心が異常に増し、姑息なことや楽なことをして
 他人の注目と評価を集めようとする。

・自己不安感が増し、他人を恐れる。
 自分の殻に閉じこもり根拠のない不安を想像する。

・他人への関心が無くなり、他人が困っていても傍観者になる。
 偏屈になり人と自分の考えに固執するように。

・孤独感が増し、混乱し感情を撒き散らして身近な人を混乱に引き込む。
 虚勢を張り他人に強気な態度も取る。

・自分勝手さと無責任さが増し、短絡的な快楽を求めるようになる。
 自分の要求を拒む人を嫌いやすくなる。

・他人を信頼しなくなり、他人との衝突が増える。
 態度が高圧的になり、自分の考えを押し付けるようになる。

・緊張しやすくなり、他人の顔色も気になりやすくなる。
 怠惰になりやるべきことも放置するようになる。

思考や感情の変化の兆しを感じる

誰もが9つの気質のうち1つに該当するので、上記のどれかの特徴が表れます。
これまでの人生を振り返って、精神状態が悪かった時の自分はどれに当てはまるのか、
もし今が精神状態の悪い時だとしたら自分はどうなっているのかということを感じ取って下さい。

早い段階で自分の心の変化に気づくことは、早いうちにストレスのケアができるということでもあります。
悪い精神状態を放置していると、心の歪みはどんどん進んでしまいます。
誰しもストレスに気づく心の変化の兆しがあるので、上記のような特徴をもとに自分の心の変化の傾向を考えてみて下さい。

上記のような心の歪みを放置し過ぎると、それぞれの特徴が悪化して心の病として定着してしまう恐れもあるし、
人間関係や仕事にも悪影響をもたらすので、上記を参考に自分のストレスを感じ取り上手にケアをして頂ければと思います。

カウンセリングでは、性格や心の変化の特徴をより詳しく知ることもできるので、定期的なストレスケアも兼ねてご利用下さい。