こんにちは。AXIAの阪田です。

まもなく10月ですね。(また…年齢が…UPしてしまいます。)
毎年の事ですがこの時期くらいから、子供に関するイベントをはじめ何かとバタバタと忙しくなり、
あっという間に年を越すんですよね。
「師走」という言葉がより一層慌ただしさに拍車をかけているように感じます。

フジテレビの「PRIME news evening」で不定期に放映されている
子供たちの命を守るために」という特集をご存知でしょうか!?
今年6月、5歳の女の子が虐待死し、両親が逮捕された事件で、
担当されているキャスターの島田彩夏さんが本番中に涙したことが一時話題にもなりました。
同じ年の女の子を持つ母親として、このニュースは辛く胸詰まる事が多かったように記憶しています。
この事件から始まった「虐待」や子供たちの問題を題材にしたこの特集を毎回見るようになりました。
(実際の放映は夕方で見れませんので、HPで拝見しています)
いつもは子を持つ母として番組を拝見し、母親としての勉強として受け止めています。
しかし数日前に放映された虐待当事者の母親のインタビューを見て、
カウンセラーとしての改めて考えさせられる事
になりました。

母親は自身の虐待に気付き、助けを求めます。
虐待をしてしまう親のための回復プログラムで「自身の過去と向き合い」
「自分の気持ちを正直に話すこと」を学び、虐待と向き合う事ができるようになる

しかし母親はこのプログラムが終わってからが「本当の闘い」だと表現しています
回復プログラムで虐待と向き合う事ができるようになったとしても、
「階段を次男が先に上がっていくのを見ると、なぜか投げ飛ばしたくなるような、
突き飛ばしたくなるような気持ちをずっと抑えていた。」と母親は話しています。
プログラムが終わってからが「本当の闘い」とは、このような自身の感情と向き合っていく必要があるからです。
この母親は向き合い・考え、そして少しずつ怒りがコントロールできるようになり、それが自信につながったようです。
その怒りの根源は何なのかと目を背かず向き合えたから事、本当の回復に向かうことが出来たんだと思います

心理カウンセラーとしての重要なのは

カウンセラーは回復プログラムと同様にクライアントの心の叫びを受け止め、
共に回復のために向き合います

しかし重要な事は自身と向き合う事ができるようになった後の
自身の感情と向き合うためのサポートをする存在でいることだと考えています

「感情」という目に見えない・想像できないものと向き合う強さを、
クライアント自身が持てるようにサポート
していきます。

カウンセラーという存在がまだまだ世の中には認知されていない事は理解しております。
「話を聞いてもらえる人」という認識でも良いとは思いますが
幸せを感じられる生活を取り戻すためのサポートをしてくれる人で在りたいと思っています。

最後に

自身の子育てに「虐待」を感じた事は何度もあります。
その際に後悔し、自分を責めます。しかし「仕方がない」とも思い、
傷つけてしまう寸前で感情を抑える事ができた自分を許す事もあります。
でも、責める事も許す事もできないくらい困惑する事もたくさんありました。
そんな時に相談できる人がいたら、もっと子供たちに愛情を注げたのかしら!?
なんて考えてしまいます。

■カウンセリング対応時間:月・水・金曜日(10時~15時開始)