こんにちは。AXIAの阪田です。

「子どものケンカに大人が口を出さない」というフレーズは一度はお聞きになった事はあるとは思います。
しかしこれは子どもと言っても10代後半を対象に言うのであれば理解もできます。
小学生以下の子どもたちにはケンカになった時、どのように自分に向き合うか、相手の気持ちに向き合うかを教えてあげるべきなんです。

子どものケンカの原因は大人からみると小さな事に見えます。
しかしケンカの当人同士には大きな問題なんだと大人は向き合ってあげる必要があります。
(過去にケンカの原因を聞いて「ど~でもええやん!」と言ってしまい、大泣きされた経験があります)

➀ケンカの原因をよく聞いてあげる事。
➁ケンカになるという事は、お互いに原因があると考え、見つけてあげる事。

まず大人がしてあげる最初の事がこの二つです。
怒りや不安を他人に話す事・理解してもらう事で心にゆとりが生まれます。

ケンカとなると相手に非があるとお互いが主張するものです。
では次にそのお互いの主張を整理してあげてください。

➂お互いへ是(正しい)の行動・言動を言葉にして再認識させてあげる。
➃お互いへ非(間違い)の行動・言動を言葉にして再認識させてあげる。

➂と➃を逆にしてしまうと、子どもの心にストレスを与えてしまう可能性があるので気を付けなければいけません。
解りやすく例を挙げてみます。

大ゲンカになった女の子AとB。
Aの大切な人形をBが面白がって荒々しく扱った事にAは腹を立てキツイ口調で「帰れ!」と言ってしまい、Bは怒って帰ってしまいました。
Aに対しては「➂大切な人形だもんね。悲しいかったね。怒るもの仕方がないね。」「➃でもあんなにキツイ口調で言ったらだれでもショックじゃない?」
Bに対しては「➂キツク言われたからビックリしたよね。ショックだよね」「➃でも大切なものをあんな扱いされたらあなたも同じように怒るんじゃないの?」
との助言の結果、お互いが謝る要素があると認識してもらい、仲良しに戻る事ができます。

子どものケンカを喧嘩両成敗で終わらせては絶対にいけません。
(喧嘩両成敗とは・・・喧嘩をした者は喧嘩の原因を問うことなく、同等の処罰をうける事をいう)
ケンカをして仲直りする過程を繰り返す事で将来社会に出た際、遭遇した問題に目をそらさず向き合う事ができるのです

最後に

小学生の娘を持つ親ですので、ケンカにも遭遇する機会があります。
実は前述の例もつい先日の出来事なんです。
お互いがしてしまった事に気づいて欲しいという気持ちもありますが、親としては仲直りして楽しく遊んで欲しかったという気持ちが一番ですね。