こんにちは。AXIAの阪田です。

今年に入り、次女の卒園や入学に向けた行事で感動し涙する機会は
多かったように思います。
元々感受性が強くて涙腺がゆるく、母親となりより一層ゆるくなった私の涙腺を
刺激した最近のお話を紹介させていただきます。
(娘の宿題に感動し、泣いてしまったんです)

小学生の宿題として「音読」をほぼ毎日持ち帰ってきます。
「ママ音読!」の長女の言葉を耳にすると、私の動きは止まります。
正直言って毎回毎回じっくり耳を傾けるわけではありませんが、
あまりにも心にすんなりと入り、胸にググっとくる内容にビックリしてしまい、
娘に教科書を借りて何度も読み直してしまいました。

魔法のおまじない「だいじょぶ だいじょうぶ」

娘が音読してくれたのが、いとうひろしさん作の『だいじょうぶだいじょうぶ』。
お話の内容は「ぼく」と「おじいちゃん」が毎日のように散歩に出かける際に感じた
「ぼく」目線で書かれたストーリー。
おじいちゃんと散歩をしながら、見たり教えてもらったりしながら
いろいろなことを学びます。
でも世の中には危険なことや不安なこと、難しいことがたくさんあることを知り
「ぼく」は自分が大きくなることに不安を感じます。
そんな時におまじないのように言ってくれる「だいじょうにだいじょうぶ」。
「ぼく」の心はこの言葉に救われ、大きくなった「ぼく」は老いてしまった
「おじいちゃん」に対して、今度はお返しするかのように
おまじないをかけてあげるのです。

なぜ私の涙腺はゆるんだのでしょうか。
疲れていたんでしょうか?

私と同じように感じ、涙する人は沢山いるのではないでしょうか。
毎日の家事・育児、仕事。そして人間関係に悩んだりと不安や心配は尽きる事がありません。
心や体が健康な時はそんな不安や心配を回避する力が湧いてきます。
しかし、無意識のうちに疲れてしまっている事ってあるんですよね。

「だいじょぶ だいじょうぶ」
今の私にとって最高のおまじないでした。

大人になると「大丈夫?」と心配される事は多いけれど、
「大丈夫」と励まされることって意外と少ないものです。
がんばって生きる大人の方々にぜひ読んでいただき、おまじないを感じて欲しいと思います。

最後に

この本を読んでから、もう一度日々の子育てを振り返ってみました。
私のおまじないの言葉でこの子たちが一歩前に進めるんだと思うと、
親としての責任感以上に楽しみが増えた思いがします。
子育てにはマニュアルはありません。しかしこのおまじないは私にとっては
子育てマニュアルのひとつになったような気がします。

 

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