性格や価値観の違う夫婦関係

結婚生活において相手に対する愛情は持っているけど、結婚直後や関係が長くなるにつれて
考え方や価値観の違いを痛感することがあり、今後の関係が不安だという方は、下記の内容を読んでみてください。

長く付き合っている中で、お互いの違いが気になるようになり、それがケンカの原因になっているという方や、
恋愛期間中にはほとんどケンカをしなかったのに、結婚してからケンカをすることが増えたという方は結構多いのです。

お互いの違いを痛感して、わかり合うことが難しくなってくると、本当にこの人で良かったのだろうかと不安になることもあるけど、
結婚してしまったし我慢しながらやっていくしかないという、耐える生活に突入してしまいます。

でも耐えるだけでは解決になりません。
耐えるのではなく、違いを知り、認め合うことを目指していくことがいい夫婦関係のためには大切だと思います。

夫と妻で性格や価値観が違うのは当然

夫婦関係で、性格や価値観の違いがあるというのは当然のことで、そんなことは誰もが頭では理解されていると思います。

そして、その違いを受け入れていこうと努力もされていると思いますが、それでも関係が
上手くいかないということがあります。
お互いが違うということが分かっていても、なぜか相手を受け入れることができていない、
いつも同じようなことで衝突してしまうという方は、相手のことだけでなく、自分のことも理解が不十分である場合があります。

夫婦間で、いい人間関係を築くためには、まず自分のことを掘り下げてよく考えてみましょう。
その上で相手のことも良く知ろうとして見て下さい。

これは順番が逆にならないようにした方がいいです。
まず、自分の性格や価値観について掘り下げて考えた上で相手のことを考えないと、
わかっているけど相手が受け入れられないという状態から抜け出すことができなくなってしまいます。

違いを認め、相手の思いを想像する

人間には生まれつきの性格というものがあり、その影響で何を愛情と感じているかということについて
違いが生じて、衝突の原因になったりします。
自分が求めている愛情と相手が愛情だと思ってしてくれていることに違いがあるばかりに、
相手の愛情が感じられないという状態になっている方は、カウンセリングを受けにこられている方の中にも少なくありません。

二人で同じ道を歩むことを愛情と感じるのか、相手のために尽くし、世話を焼くことに愛情を感じるのか、
相手に理解されることに愛情を感じるのか、または相手を守ることに愛情を感じるのかなど、
人によって愛情の示し方も愛情をかけてもらっていると感じることも違います。

そのため、まず自分は相手に何をしてあげることが愛情表現で、自分は何をしてもらえると
相手の愛情を感じることができるのかということを考えてみて下さい。
そしてその上で、相手にとってそれは何なのかということについて、自分と同じだという先入観を抜きに考えてみて下さい。

自分のことを知り、その上で相手が自分と違うという前提で相手のことを真剣に考える、
この姿勢が相手のことを本当に受け入れることにつながるのです。
夫婦関係において、自分と相手が何を愛情と感じるのかということと、その違いについて
考えることから、お互いの違いについて考え、それを受容していけるかどうかを考えていく足がかりにしてもらいたいと思います。

夫婦関係をカウンセリングでサポート

カウンセリングでは、お互いの違いを考えて受けれていくための考え方をサポートします。
夫婦関係を掘り下げて考えていく上で、お互いの生まれつき性格が何なのかということ、
または親子関係の中でどんな風な影響を受けて人格が形成されたのかということを視点にするといいです。

カウンセラーは、そういった知識を豊富に持っていますので、夫婦関係の相談を聴きながら
その二つの視点からお互いの理解が深まるようサポートいたします。
結婚したら急にケンカが多くなった、夫婦生活は長いが改めてお互いの関係についてきちんと考えたい、
という方は一度ご相談下さい。