こんにちは、AXIAの阪田です。

心配性といっても様々で今回お話する心配性は心配が膨れ上がり、
やがて不安となり恐怖感に変化してしまうタイプの人の事です。
このタイプの人は常に安全な立ち位置にいたいとの思いが強く、
自身の安全を守るために意識は常に外を向いています。
自身の意志で行動することで危険な思いをしないために、
社会規範や常識を守り目立った行動・言動を控えます。
言い方を変えると「男性は男らしく」「女性は女らしく」など、
一般的な常識に乗った考え方に準じます。
したがってこのタイプの方の心配とはこの一般的な常識から外れてしまった時の事をいいます。

心配が度を過ぎて混乱を招くとはどういうこと!?

40代の大学生の男の子と高校生の女の子を持つ母親。
二人の性格があまりにも違い、小さい事頃から女の子の子育てには
頭を悩ます日々だったようです。
女の子も兄と同じ様に大学生になるものだと思っていた母親は、
女の子の将来の展望にパニックになります。
反対しても女の子は聞く耳をもちません。決意は固いようです。
母親はたくさんの人に相談をしましたが、母親が思い描いていた返答が誰一人返ってきません。
「子どもの意志を尊重してあげたら」「将来の展望がある事を褒めてあげたら」など。
母親は自身の中の常識とは外れていく現実を受け入れられず、寝込んでしまいました。

ステレオタイプの考え方の良し悪し

ステレオタイプとは「多くの人に浸透している認識や固定観念に対しての
自身の思い込みや先入観に準じる」タイプの事を言います。
母親のこのタイプであり、母親が考える一般常識を覆す娘が悩みの種なんです。
このタイプは生まれ持った気質なので受け入れるしかありません。

ただ、社会規範や常識が基本となりますので、他人を傷つけたり過ちを起こしたりすることはなく、
また誰に対しても同じように接する事ができ、多くの人から慕われる存在になる事が多いです。

警戒心が自身をも混乱させてしまいます

自身の意志で行動することを苦手とするため、どうしても他者の意見を優先してしまいます。
また自身の恐怖心の強さは、他者が自身を不安にするためだからという被害妄想的な面をも持っています。
したがって他者の意見を優先する反面、他者への疑念も強いのです。
そこへ自身の意志もプラスされるような事があると
結果的に前述の母親のように、精神的に参ってしまう事になってしまいます。

判断力ある友人、そして自己評価を高めてあげましょう

心配性である自分を決してマイナスに考えないでください。
沢山の友人の中で信頼できる友人を探してみてください。
一度感じた心配は言葉として吐き出す事が最善なのです。
心配が度を過ぎる前に話をして、友人の判断力を借りてみるのが最善の方法といえます。

またお子様が心配性だという場合は、お子様の意志でやり遂げた時には十分に褒め、
出来なかった事には次を期待するのではなく、どうすれば良かったかを一緒に考え、
自身にも出来ると感じさせてあげてください。
お子様の自己評価を下げないための気遣いが大切です。

↓ 下記も併せてご覧ください
性格を変えたいという相談

 

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